みどりの肖像
portrait

みどりの肖像

 

 

 

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西の湖。

 

 

静かな長い午後に

ここに来ると

なぜだか落ち着くのは

 

何者でもない自分に耐えきれなくて
何者かになろうとしてもがいている時でも

許されている気持ちになるから。

 

 

 

水辺のむこうから

 

金色の風がそよぐと

 

こんな自分でもいいんだ、と思えるのだ。

 

 

 

静かな長い午後、

 

社会の模範的なものが
すべてとけるように曖昧になって
熟した果実のような倦怠が

 

確保されている場所だ。

 

 

静かな長い午後に鍵をかける。

 

 

おしゃべりな正論も

 

あらゆる正解も

ここには入ってこれない。

 

 

 

自分ではないような野生が息をしている水辺で

耳をすます。

 

水や空や風を、自分のものにしたいなどとは思わない。

 

何者でもなく生きるということは
ただ、そのままの姿でそこにあるのだと
この場所は教えてくれる。

だから落ち着く。

 

 

鍵のかかった世界で

許され、救われたような気持ちになる。

 

みどりのうえに

 

人間の足跡がおちている。
疲れて、皺のついたこころが

 

ここに身を沈めて

 

自分を装備したものをすべて捨てて

 

休もうよとそそのかす。

 

 

 

静かな長い午後に。

 

 

 

 

 

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Model:Mitsuki

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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