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アーティストのためのエッセイ講座「IDEAの探し方」

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Vol.3  ロングランを構成する文章

 

 

「IDEAの探し方」は

アーティストの自己表現がお手伝いできますよう

文章表現を学んでゆく連載コンテンツです。

 

前回は、「揺るぎないテーマを持つことの重要性」について

経験値でお答えさせていただきました。

 

おさらいしたい人はこちらの記事をどうぞ>>> Vol.2 言葉を組む

 

 

新コンテンツとして提供しているエッセイの書き方講座。

ひとことでいうと

エッセイのテクニックを磨きながら

ビジネスの要素をデザインしてゆく、という内容になります。

 

 

つまり「IDEAの探し方」とは

アーティストにとって苦手意識が強いとされる

マーケティングの要素を兼ね備えたエッセイなのです。

 

今回は、ワークをお伝えしましたので

ぜひ最後までお読みいただければと思います。

 

 

では、早速参りましょう。

 

 

 

 

画一的でマニュアル化した文章を変えたい

自分らしい感性で書きたい

書き続ける方法を見つけたい

 

 

そう思っている人たちにおいて

テーマを決め、さまざまな角度から言葉を意識することは

とても有効なことです。

 

今回は、ロングランで書きつづける時に必要な

全体的な統一感についてお伝えします。

 

 

 

あなたの世界観を言語化する

 

 

 

「あなたらしいテーマ」を持ちたいと願うあなたは

いつまでも若々しい感性を持ち

自分の欲求に素直な方だと思います。

 

 

デジタルカメラの普及で若い世代や

女性の間でもヴィジュアルと連携した媒体が急増しました。

 

 

彼らは携帯電話やスマートフォンで情報を知り

目まぐるしく変わる機能に振り回されたりしません。

 

それはまるで本能のよう。

 

 

等身大にエッセイを書き、

詩と写真で世界観を共有して楽しんでいます。

 

古い体質のカメラオヤジのように

固定概念にとらわれることなく、

難しいテーマにこだわらず、自分らしい表現や

他人には書けそうもない独自の作品を生み出しています。

 

 

ここで注目したいのは、

それらは渾身の1作というわけではない、ということ。

 

たとえば、複数の画像を上手に組み合わせて

一つの世界観を描き、

伝えたいことをヴィジュアルで説明しようとしているのです。

 

 

つまりこれは、いくつものランダムなヴィジアルを組み合わせた

「組写真」のスタイルを無意識に発信しています。

 

 

新世代のSNSは、特定のアイテムを紹介する大手企業のHPのように

商品を売る目的の画像やテキストが必要ありません。

 

その制約がない自由さが「組写真」の要素になっていったのでしょう。

 

 

あくまで比喩ですが、

このランダムな視点を重ねてゆく行為が

文章の感覚センスに直結していると思います。

 

 

 

《考える、よりもまず、感じる。》

 

この感覚です。

 

 

大人になると、いつの間にか

テンプレート的なWEBページや紙媒体に慣れてしまい

 

何よりも「自分の感度」にウェイトを置き発信することを

おろそかにしてしまいがちです。

 

 

ネットだけで完結するビジネスが終焉を迎えようとしているのは

そうした代償なのではないでしょうか。

 

 

急速に変容する次世代に生きる今。

 

国や人種を問わず、わたしたちは

誰かの感情をコントロールして動かすのではなく

自ら感動したものを素直に発想し

そこへ共感してくれる未来の仲間へ届けたい。

 

この根元を見つめる必要があります。

 

 

 

 

テーマを掘り下げたところにあなたがいる

 

 

 

ライティング教室では、人を誘導するような言葉使い

文章テクニックが先行しやすい傾向が見られます。

 

 

また、なにごとも「わかりやすく」がセオリーとされ

書き手もこの要素にもとらわれやすく、

 

言葉を選ぶときの基準が「まとまったパターン」や

「きれいな言葉」といった

型にはまったものになりやすいようです。

 

これは、誰でも写真が取れるようになり、

世界全体のヴィジュアルのパターン化も

少なからず関係しているとわたしは考えています。

 

 

実はこれら「わかりやすく」や「きれいな言葉」も

ある意味「テーマ」です。

 

でも、それだけでは絵はがきのような風景写真を見ているようで

気持ちがそそられない。

 

ツルツルと滑って行くだけの

ハートのどこにも引っからない文面になりやすいのです。

 

 

 

あなたは何を伝えたいのか

 

あなたは何に感動したのか

 

あなたは何を表現したいのか

 

 

 

さらに掘り下げることを大切にしてください。

 

それにより個性が磨かれる。

 

そのために、より具体的に

「あなたの世界観」を言語化することが必要となるのです。

 

 

 

 

長くつづく旅のかけら

 

 

本当に伝えたいことが「テーマ」や「キーワード」に

きちんと組み込まれていれば

言葉を選ぶときも技術力ではなく表現力を優先しやすくなります。

 

 

こうしなくてはいけない、という制限をいったん外した時

心の奥底からこみ上げてくる言葉が生まれます。

 

 

その結果、「ロングランで発信し続けたい」と思う

あなたの作品や媒体の原稿など

世界観の見せ方にブレや迷いがなくなり

ひとつひとつ、つながりができて来るのです。

 

 

書くことの行為も孤独ではなく

クリエイティビティとして心揺さぶられる時間となるでしょう。

 

 

特に1作品で文章を書くときでは

構成や表現のスタイルに一貫性が出てきます。

それこそが、あなたのあなたらしい言葉。

 

感覚で集めた「組写真」のように、

文章が束になって作品としての全体的な統一感が生まれてきます。

 

 

画一的でマニュアル化した文章を変えたい、

と本気で思うのであれば

あなたのテーマに関連したイメージに深みを増して行きましょう。

 

 

今後、わたしたちが目指す方向は

一生に一度の大傑作を仕上げようとするのではなく

独自の思想を染みこませた

長くつづく旅のような物語ではないでしょうか。

 

 

「あなたらしいテーマ」を掘り下げるとは

日常では捉えられない時間の流れを読み取り、

ひとかけらの光を言語化すること。

 

あなたの向かうその先の物語を綴ってゆきましょう。

 

 

 

 

 

 

統一感を表現するワーク

 

 

 

では、ロングランで続けるために有効なワークをお伝えします。

 

 

《 IDEAワークその1》

あなたが表現したいテーマについて

「ひとことしか伝えられない」としたら

なんと書くでしょうか?

まずは20個、書き出してみてください。

これを2週間つづけてゆきましょう。

 

 

「ひとこと」を感覚的に表現すると

文章の前後や主語も述語もなく、

最初は「統一感」からはかけ離れていると感じるかもしれません。

 

 

おそらく

・色 ・形 ・手触り ・音 ・擬音 ・味 ・質感 ・動き

 

これらのうち、ひとつだけしか書けないはずです。

 

このように、「ひとことしか伝えられない」というルールですから

淡々とした、味気ない表現になっても大丈夫。

 

表現したいことに脚色せず、

シンプルに削ぎ落とすことを目的としています。

 

まずは「ひとこと」を1日20個。

2週間はやってみてください。

 

 

つづけてゆくと

「統一感を表現するキーワード」として

中・長期間、あなたが綴ってゆく文章の軸となります。

 

そして、そのキーワードこそが

あなた自身を形成していると言っても過言ではないでしょう。

 

普段の文書では気づけない深いテーマが

言語化されてゆくはずです。

 

 

ぜひ、楽しんでやってみてくださいね。

 

 

 

次回は「書くという行為」についてお伝えします。

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

より深い内容はコミュニティサイトでお読みいただけます。

 

 

 

 

「日々是写実」が

【美術コミュニティ マルグリット-Marguerite-】との

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“アーティストのためのエッセイ講座「IDEAの探し方」Vol.03” への1件のコメント

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