写真家やクリエイター、ものづくりなど

さまざまなアーティスト活動をしているあなたへお送りしている「イデアの探し方」

8回目の連載です。

 

 

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文章の目的や目標は?

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これまで、あなたの作品のテイストやトーン、

伝えたい世界観の統一感を決めると

「テーマ」が明確になる、とお伝えしてきました。

 

エッセイを書いてみたい、人と違うブログを書きたい

とおっしゃる女性たちにまず

じゃあ、どんな感じの? とわたしは最初にお聞きしています。

 

すると、たいていの場合

「ちょっといい話で、読んでいるとじわっと感動しちゃう物語」

「面白くて味があって、つい続きを読みたくなる文章」

などという答えが返ってきます。

 

もう一度、わたしが

「それはどんな内容ですか?」とお聞きすると

 

「絵本の世界みたいな可愛いファンタジー」

「クールなキャリアウーマン系のエッセイ」

「旅番組みたいなショートロードの物語」

「プラダを着た悪魔のアンディみたいに自己成長する夢のある話」

「ちょっと暗いけどじっくり読み込んでしまう独特な世界」

 

ご自身の描きたい世界観、トーン、キャラクター設定

表現スタイルの話題になってゆくことが多いです。

 

 

基本的にエッセイとブログは違うタイプの書き方ではありますが

ここで大切な方針として、

「書く」ということでひとくくりにさせていただきます。

 

 

ここで再度

「じゃあ、どんな読者に?」

と質問すると、「?・・」

今まで饒舌だった方が首をかしげて黙ってしまう。

 

 

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誰に何を?

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読む対象を設定していない限り、何がどう「いい話」で

「感動しちゃう物語」だったり「面白くて味がある」のか

曖昧になってしまうものです。

 

「わたしの読者がじーんとくるような感動ストーリー」

「ファンに面白く読んでもらえるような文章」

と言いかえて考察してゆくことが大切です。

 

 

これが、マーケティングを秘めた文章のアウトライン

《その文章の目的や目標》となります。

 

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イメージとテイストとモチーフ

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前回まで、「テーマ」を決め、「トーン&マナー」を定義しましょう

とお伝えしてきました。

 

それらは、《あなたの作品のテイスト》

《伝えたい世界観》を創作するために必要なポイントです。

 

ここをしっかり決め、同じように

《目的・目標》=誰になにを?

へフォーカスして書くことが基本となります。

 

 

 

 

まとめると、

読者やファンに与える感動・面白さとはつまり、

あなたが贈る影響や思考ことです。

 

そこに感化されたひとがあなたを憧れのリーダーとして

一緒に歩みたい、話を聞きたいと思っていただけます。

 

前途した「絵本の世界みたいな可愛いファンタジー」

の「絵本の世界」はテーマです。

 

「ファンタジー」は表現スタイル

「クール」はトーン&マナー

「キャリアウーマン系」はテイストやタイプ

「旅番組」「ショートロード」は表現スタイル

「アンディみたい」は、キャラクター設定

「自己成長する夢のある話」はストーリー

「暗いけど独特な世界」は世界観です。

 

例えば、クールなキャリアウーマンに読まれることを想定として

「旅」を題材にしたエッセイを書く場合と、

 

同じく「旅」を題材にして若いアーティストに向かって書く場合では

文章全体のイメージや扱うモチーフも違ってきます。

 

 

こうしてひとつひとつ俯瞰して考えてみると、

エッセイを書くにあたって《目的・目標》=誰になにを?

が、どれだけ重要なことかを書き手として意識しましょう。

 

その上で《あなたの作品のテイスト》で

《伝えたい世界観》を描くには

どんな言葉表現がふさわしいか?

なにとなにを組み合わせば効果的か? が見えてきます。

 

 

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ステートメントと構成

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写真をはじめとる言葉のない視覚芸術では、

作家は必ず「ステートメント」を最初に書き上げます。

 

「アーティスト・ステートメント」と呼ばれるこの文章は、

アーティストが自作を海外で見せるときに

ギャラリストやキューレター、編集者などに

同時に読んでもらう説明書のような役割を果たします。

ですから、かならず用意する必要がある文章です。

 

写真展やweb上で作品を発表するときにも

ステートメントは作品に付けられています。

「アーティスト・ステートメント」とは、直訳すると「アーティストの声明」。

なにをどう書くのが正解というものはありません。

 

 

最低限、ここだけは書いておくべきなのは

「自分が何者であり、こういう理由で、

このようなモチーフを使って、このように表現した」ということです。

 

つまり、作品のコンセプトはかならず入ります。

わたしもそうですが、このステートメントに沿った

「コンセプト」がなければ、アーティストは被写体を見つけられず、

撮り方やプリントにも迷いが生じます。

 

また、海外では、コンセプトにはアーティスト自身の精神性も含めることが多いです。

 

 

 

 

 

 

わたしは「何を表現したいのか」「それは何故なのか」

「作品で何をもたらすことができるのか」

を追求してまとめたもの、と言えるでしょう。

 

 

人種や宗教、文化の違うさまざまな国の人たちがひしめき合う

海外のフォトコンテストやフォトレビューでは

「アーティスト・ステートメント」は不可欠です。

 

見る人を惹きつける力強い作品をつくるためにも、

作家の哲学に基づいた高いレベルの作品であることが求められるからです。

 

 

話は戻ります・・・

 

マーケティングの要素を秘めたエッセイを書く上で、

このステートメントはとても参考になります。

 

言葉のない世界でどう視覚的に伝えたらいいのか・・?

そのことに注力している世界のアーティストの文章を

あなたもぜひ読まれてみてください。

「何を表現したいのか」

「それは何故なのか」

「作品で何をもたらすことができるのか」

 

オーディエンスに向かって作品創りをするアーティストと同じように

あなたも、あなたの読者へ向けて届けたい感動を考えてみてください。

 

 

曖昧だった「表現したいこと」が見えてきて、

あなたの哲学もよりクリアに構築することができるでしょう。

 

同時に、文章を書く行為自体も変わっていくと願っています。

 

 

長くなりましたが、かなり重要なことをお伝えしてみました。

アーティスト志望の方々のお役になてましたら嬉しいです。

 

次回は構成についてお伝えできたらと思います。

 

 

 

連載のおしらせ

8/22より女性向けwebマガジン「浄活美人」の連載がはじまります。

近日中にお知らせいたします。どうぞご期待ください!

 

 

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