午後のアート手帖   前半  ー オリジナリティとは?
写真論

午後のアート手帖  前半  ー オリジナリティとは?

 

2015-02-14 14.24.26-3p1

 

 

 

 

 

 

先日、あるギャラリー関係者の方と話して思ったことがある。

 

そこで中心となっていた話題は

「写真のオリジナリティとはなんだろうか?」

 

というシンプルすぎて即答するのは難しい内容だった。

 

 

これは、アートに限らず、

どんなジャンルでも、

アーティストではなくとも

 

生きる思想として誰しもコアにある考えだと

わたしは思っている。

 

突き詰めれば、「写真とは何か」

という問題に辿りつく。

 

 

この時、わたしは

そもそもオリジナリティとなにか?

という言葉が脳裏に浮かんできて離れなかった。

 

 

わたしに質問したギャラリストからは、

 

ざまざまなアートの分野における

「写真のオリジナリティー」とは何か?

 

ということ、

 

写真という分野において

それぞれの「作家が発するオリジナリティー」とは何か?

 

 

という主に2つをわたしに問いていた。

 

 

その時わたしが話した内容を書いて行こうと思う。

 

 

まずは、イメージが伝わりやすい後者の質問。

 

 

個人的な論理をいうと、

 

個人作品とそうではない写真の説明でも

お伝えしているように

 

「オリジナリティは連作の中に存在する」

 

ということ。

 

 

まず1枚だけ(単体)の写真を見ているとしよう。

 

たとえば、よく晴れた美しい光の日差しの中で、

風光明媚な情景を写したもの。

 

または、街中の路上で気軽にスナップした

何気ない写真でも構わない。

 

 

SNSなどでよく流れている日常写真も

このうちに入るだろう。

 

 

果たしてこれらの写真には

「オリジナリティー」があるだろうか。

 

連続していれば作品なのかと問われたら

もちろん一概には言えず、

そのクオリティーが問題になってくる。

 

 

しかし、オリジナリティーは別物だと

わたしは判断している。

 

 

つまり上の例えた風光明媚な観光的写真や

日常のスナップには

 

「その写真自体にはオリジナリティーは存在しない」

 

とわたしは思っているのだ。

 

 

ここまで読んだあなたは、もしかしたら

 

いや、そんなことはない

どんな写真であっても作家の思考や、

トーンや構図が備わっているじゃないか、

 

と思われるだろうか。

 

アバウトながら強めに言うと

撮影者の思いや、それを込めたトーンや構図・・・

 

すべてを含めても、やはり

 

「1枚の写真にはオリジナリティが存在しない」

 

というのがわたしの考えだ。

 

 

 

では、複数枚あるいは

数100枚でまとめられた写真ではどうか。

 

写真とは、映像とは違うアプローチで

ある連なりを意識して時間を封じこめる

記録装置のようなモノ。

 

 

それらを紡いでできた写真を並べ

重層的な時間を感じることで

 

思想が現れ、物語が生まれ、

写真表現の調和になるのだと考えている。

 

 

そこには1枚の写真では決して

現れてこなかった確かなオリジナリティが可視化され

自然発生する。

 

もっと言えば、「1枚の写真」というよりは

「単独の写真にはオリジナリティーは存在しないのではないか」

という相対性の話しにも発展する。

 

ギャラリストにそのことを伝えていると

お互いの意見はかなり一致していた。

 

日々、お仕事でざまざまな作家を抱え

彼らの活動をささえているギャラリストの思想もやはり、

 

集積した世界観が個性となってゆくのであって、

うつわ一つ、グラス一つだけで判断することはない、

とおっしゃっていた。

 

 

 

では、ここで話している

オリジナリティーを支えているものとは

一体何だろうか。

 

 

もう一歩踏み込んで考えてみた。

 

写真に関していえば、

その大きなポイントとして視えてくるのは

作品セレクトではないだろうか。

 

その理由は、写真は選択の連続であるからだ。

 

 

長くなってしまうので

つづきは明日・・・・

 

さて、あなたの業界の

絶対的な「オリジナリティ」とはなんだろう?

 

 

ぜひ、いつか教えて欲しい。

 

 

 

 

 

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