水景日和
抽象風景, 随想

水景日和

 

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いつも

 

 

なにもかも

 

 

手に入れたいと考えてしまう貪欲さが

 

創作意欲を掻きたててくれていた。

 

 

 

それは、

 

 

もしかしたら

 

手に入るかもしれないという

 

浅はかな憧れでもあった。

 

 

だから、ときどき

 

 

抑えきれない微熱を保ったわたしへ

 

その愚かさを知らしめるために

 

なにもないところへ来る。

 

 

水辺の呼吸。

 

 

荒野や空や風を、

 

 

わたしのものにしたいとは思わない。

 

 

こうして

 

星に立っていることに意味を持ったとき

 

 

わたしは何者でもなくなり

 

何も手に入れずに

 

 

ただ、感じている。

 

 

 

感じている時間だけは

 

 

世界はだれかのものになるのかもしれない。

 

 

目の前の光景を見ているだけで

 

 

世界は、

 

ここへ来るまえよりも透明で

 

ここを知るまえよりも

 

揺るがないわたしをみせてくれる。

 

 

 

何者でもなく

 

なにもない自分であるからこそ

 

すべてになることができると信じたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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