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露出の復習

 

これまで、露出についてさまざまな観点でお話ししてきました。

 

過去記事はこちらから

理論編5▶︎ 理論編6▶︎

 

 

 

これら露出の考え方は、わたしたちの生活の中にあふれていることでもあり、

同時にまったく触れない論点でもあります。

 

 

ですが、こう考えてみてはいかがでしょう。

 

この地球上の恵み、「光り」という素晴らしい自然の叡智を

あなたの感性で現してゆく。

 

それが写真であるとしたら、今後、あなたの物事の見方は

変化するだろうと思います。

 

 

 

では、「耽溺寫眞」はじめての振り返り。

 

今回は復習回として、今までのおさらいをしますので

しっかりと理解してゆきましょう。

 

 

 

 

なんども繰り返し覚えてきた《露出》ですが

 

ひとことで言えば露出とは

「カメラの撮像センサーにどのくらいの強さの光を、どのくらいの時間当てるか?」

 

をコントロールすることを指します。

 

 

絞とシャッター速度をイメージしながら繰り返し覚えて行きましょう。

 

まとめると

 

◎ 絞り =どのくらいの強さの光

◎ シャッター速度/露光時間 =どのくらいの時間(シャッター速度/露光時間)

 

 

 

ですね。

 

 

撮像センサーをどのくらいの量の光に対して露出(露光)したのか?

が、最終的な写真を決定します。

 

 

 

 

 

 

017

 

 

 

絞りの量(光の強さ) + シャッター速度(光を当てる時間)

 ↓

撮像センサーに当てる光の量(露出)

 

イラストを見ながらイメージしてください。

 

撮像センサーが「コップ」 シャッター速度が「蛇口」です。

 

そこで、理想とする写真を撮るために

蛇口から光をたくさん出したり、少なくしたりとコントロールするのです。

 

こうして覚えると絞の量と、時間の関係がわかりますね。

 

 

 

露出=絞りとシャッター速度に比例する

 

 

 

 

 

 

 

DSC_3502-15

 

 

 

 

ここまで《露出》について復習しました。

 

 

撮像センサーに当てる光の総量は、《絞り値》と

《シャッター速度》で決まる、という原理はご理解いただけましたか?

 

 

これは、つまり

 

シャッター速度を2倍にすると、露出した時の光の量も 2 倍になり

シャッター速度を半分にすると、露出した時の光の量も半分になる、と考えます。

 

 

 

絞り値を 1 段開けると、露出した時の光の量も 2 倍になり

絞り値を 1 段絞ると、露出した時の光の量も半分になります。

 

 

 

シャッター速度を半分にして絞りを 1 段開けたものと、

シャッター速度を2倍にして絞りを 1 段閉じたものは、

 

 

露出した時の光の総量は同じになるということです。

 

 

 

 

これが、《露出は、絞りとシャッター速度に比例する》

という意味になります。

 

 

この《光の量が同じ》ということは、《同じ明るさで写る》ということです。

 

 

 

 

 

 

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上の図の 3 つの露出はすべて《絞り値》と《シャッター速度》が違います。

 

けれど、この原理を紐解くと、写る写真の明るさはどれも同じになります。

 

これは、露出した時の光の量=《露出量》がどれも同じ、になるからです。

 

 

 

 

    以下の露出設定は、いずれも同じ露出 同じ明るさで写ります。
▪️絞り値 = F 8.0

シャッター速度 = 1

1段絞って2倍の時間

▪️絞り値 = F 5.6

シャッター速度 = 0.5

1段開けて半分の時間

1段絞って2倍の時間

▪️絞り値 = F 4.0

シャッター速度 = 0.25

1段開けて半分の時間

 

このような露出の仕組みを、「相反則の原理」 と呼びます。

 

 

 

 

DSC_3408-5

 

 

 

 

 

露出量(光の総量)=EV値

 

 

 

絞り値が F 1.0 で、シャッター速度(露光時間)が 1 秒のときの

露出量(光の総量)は、0 EV とされています。

 

これを基準として、露出量(光の総量)が半分減るごとに、EV値は、1 大きくなります。

 

たとえば、F1.4 で露光時間が 1 秒になると、光量は 1/2 なので 1 EV。

 

さらに F1.4 で露光時間が 0.5 秒になると、

さらに光量が 1/2 なので 2 EV といった形になります。

 

 

 

自動露出(AE)とは何?

 

 

自動露出(AE)は、「絞り」「シャッター速度」を、カメラが自動的に決めてくれる機能で

 

自動露出または自動露出制御(Auto Exposure=AE)」と呼ばれるもです。

 

 

 

これが、わたしたちが使う基本的なカメラの、撮影で一番使用する機能です。

 

自動露出AEは、「絞り」と「シャッター速度」の両方、

またはいずれかを自動的に決めてくれます。

 

 

それぞれで、次のように呼び方があります。

 

 

  • 「絞り」「シャッター速度」両方を自動で制御する、

 プログラムAE(またはオート露出)

 

  • 絞り」だけ自動で制御する、絞り優先 AE

 

  • 「シャッター速度」だけ自動で制御する、シャッター速度優先 AE

 

 

 

 

 

自動露出は、露出計で割り出される

 

 

 

適正露出になる絞り値やシャッター速度を

カメラはどうやって自動的に設定しているのでしょうか?

これには、カメラに備わる「露出計」と呼ばれる装置が使われています。

 

 

通常のデジタルカメラの場合、ほぼすべての機種で

反射光式露出計」と呼ばれる露出計が内蔵されています。

 

これは、被写体に反射した光の量を光量センサーで測定するものです。

 

 

露出計は、光量を数値として測定することができます。

これは、露出値(EV)として得られます。

 

 

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カメラには、あらかじめ、適切な光量ごとの絞り値と

シャッター速度の組み合わせパターンが記憶されています。

 

露出を決める数式のパターンにしたがい、

絞り値またはシャッター速度を自動的に割り出して設定するのが、

自動露出といわれるものです。

 

 

 

自動露出の中には、「シーン認識」や「画面分割測光」など、

露出計以外の特別な情報を元に

露出を自動で決定する仕組みを持つカメラがありますが、

 

これらも基本的には露出計による光量をもとに露出値を決めている

と覚えておいてください。

 

このあたりは詳しい説明は省略しても大丈夫ですので

 

 

カメラ本体や光量を図るセンサーの仕組みを

イメージできていればオーケーです。

 

 

今後もイラストにある露出系を見ながら、

実際に露出を合わすということについてご説明します。

 

また、焦点距離や画角についてもしっかりと学ぶことで

どんなカメラやレンズを選んだらいいのか?

 

なぜ、ボケ味、ボケ感が出せるのか?

プロは一眼レフを使用するのか?

 

 

 

など・・・・

 

すぐに役立つような写真表現のお話しをしてゆきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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