2015.12.07 akane-4p

 

 

前回までは露出とシャッター速度は比例すること、や

露出の「相反則の原理」をお伝えしました。

 

復習編になっているので、ぜひ何度も読み直してみてください。

 

前回までの復習▶︎

 

 

実際にカメラを持って撮影するようになると、

「自動露出」=AVを使うことが多いのですが

この原理を理解できているかどうか?

で   今後、カメラを使用するときに戸惑いがありません。

 

また、カメラや交換レンズの特徴がわかると

自分の好みの撮影スタイルに入りやすくなります。

 

例えば、コンデジの場合は搭載している

「内蔵レンズごと」に異なっていますし、

ミラーレスや一眼レフなどは

「交換レンズごと」に開放絞りと最小絞りが違います。

 

そこで、今回は便利な「撮影モード」の違いをお伝えします。

 

 

これは、「カメラ側がカメラの設定を自動的に行う機能」のことです。

 

この「撮影モード 」を理解することで、

カメラを自由に操作できるようになりますので

実際にカメラに触れて操作してみてください。

 

 

 

DSC_3672-16p
F2 ISO 400 SS125 +1.0  日中室内にて

 

 

 

 

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撮影モードのルール

カメラには、「撮影モード(露出制御方式)」と呼ばれる

カメラが、カメラの設定を自動的に行う機能」があります。

 

いままでにお話ししていた「露出」に関連することや、

「シャッター速度」・「絞り」・「ISO 感度」といったものを

カメラが自動(オート)で任意に設定するものが「 撮影モード 」です。

 

現代のカメラは、デジタルをふくめさまざまな撮影モードがあります。

 

この代表的な露出モードをご紹介しましょう。

 

 

 

「A」「Av」 オート または シーンオート シーンセレクト AE・発光禁止オート・ポートレート・風景・クローズアップ・スポーツ・こどもスナップ・料理・夜景ポートレート・ペット・キャンドルライト・ 桜などを含みます カメラ側がほぼ全自動で露出設定を行う
 「P プログラム AE プログラムシフトなど含みます カメラ側がほぼ全自動で露出設定を行う
S」「Tv シャッター優先 AE シャッター優先オートなど含みます シャッター速度を自由に選べて、絞り値だけ自動で行なってくれる ※シャッター速度を自由に操作でき、その他の露出設定は自動的に設定してくれる
A」「AE 絞り優先 AE 絞り優先オートなど含む 絞り値を自由に選べて、シャッター速度だけ自動で行なってくれる ※絞り値を自由に操作でき、その他の露出設定は自動的に設定してくれる
 「M マニュアル B(バルブ)など含む 自動では何もしてくれない

 

 

 

AE とは、自動露出(Auto Exposure の略称) の意味します。

 

 

例えば、シャッター優先 AE は、 「シャッター速度を優先して露出はカメラに任せる」

という意味です。   では、作品撮影に適した撮影モードや、

それぞれの撮影モードはどのようなものなのか理解していきましょう。

その前に、できればカメラの自動撮影(オート撮影)は、使わない ことをお勧めしています。

 

というのも、これが、あなたが理想的とする写真を撮る第一歩になるからです。

 

 

自動撮影(オート撮影)は、「シーンモード」とも言われる

カメラや写真をどんなに知らな人でも、

ブレずに、露出に失敗がないような写真を撮らせてくれる機能のことです。

 

 

けれど、カメラで理想的な写真や、個性を出したり

“意図する表現をするための機能は持ち合わせていません。”

 

そのため、出来れば使用しないようにして 撮影モードは、

シャッター優先 AE、絞り優先 AE、マニュアル

このいずれかに設定して操作するようにしましょう。

 

 

 

特に、写真表現の理解を深めたい人は、

ぜひ最初からマニュアルで操作して十分に理解をした後、

そのほかのモードを使うことをお勧めします。

 

 

 

 

DSC_3205p1
F2.8 ISO 200 ss1/1000 +0.5 午前中室内 窓側逆光

 


 

以下、使いたい撮影モードとその特徴をまとめます。

 

「P」プログラム 「P」はプログラムモードの略。

 

絞りもシャッタースピードもカメラが決定してくれるので

オートとさほど大差ないように思えるモードですが細かな部分がかなり違います。

 

プログラムモードでは、ストロボのオン/オフ、

ISO感度の設定、ホワイトバランス、

ドライブモードなどをユーザー自身が決定できます。

 

重要な露出部分をカメラまかせにできるので、

気軽なスナップ撮影やストロボを使わずに撮影したい場合に使いたいモードです。

 

 

「S」「Tv」シャッタースピード優先 「S」や「Tv」はシャッタースピード優先モードの略。

 

シャッタースピードをユーザーが決めることで

それに合わせてF値をカメラが自動調節してくれるモードです。

 

動きが速くて被写体ブレする場合や、

逆にスローシャッターで動きを出したい場合に使えるモードです。

 

 

「A」「Av」絞り優先 「A」や「Av」は絞り優先モードの略。

 

絞り値をユーザーが決めるモードでそれを元に

カメラがシャッタースピードを決定してくれます。

 

ボケを活かした写真が撮りたいので絞りを開放したり、

すみずみまでシャープな一枚にしたいので絞り込んだり・・・・

 

 

といったバリエーションに役立つモードです。

初心者にもお勧めしています。

 

 

「M」マニュアル 「M」はマニュアルモードの略です。

絞り値とシャッタースピードのそれぞれをユーザーが決めるモードになります。

 

すべての項目を自分で設定するのでイメージ通りの写真を撮ることができます。

 

多少の経験が必要ですが、デジタルカメラではすぐに写りを確認できますので

その利点を活かしてどんどん練習することをお勧めします。

 

 

マニュアルモードを使うと、意図的にこうしたい、

作品的にしたい時にとても便利です。

 

明るさもシャープさもブレ具合もコントロールして

イメージ通りの写真表現ができるようになります。

 

 

 

露出モード早見表

撮影モード 絞り値 シャッタースピード
「P」プログラム カメラが決定 カメラが決定
「S」「Tv」シャッタースピード優先 カメラが決定 ユーザーが決定
「A」「Av」絞り優先 ユーザーが決定 カメラが決定
「M」マニュアル ユーザーが決定 ユーザーが決定

 

 

今回解説した撮影モードを選ぶポイントを、簡単にまとめます。

 

 

◎ボケ味を調整するには、「絞り優先オート」を使用すると便利です。

◎被写体の動きをコントロールするには、「シャッター速度優先オート」を使用すると便利です。

◎マニュアルモード以外は、絞りとシャッター速度が必ず連動しています。

絞りとシャッター速度の両方に注意しましょう。

◎マニュアルモード以外は、「露出補正」で明るさを調整しましょう。      

 

 

 

 

DSC_3270p1
F2 ISO 500 SS250 +−0 日中逆光にて

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

 

露出やシャッタースピードの原理がわかっていれば

だれでもマニュアルモードを扱えます。

 

絞り優先「A」「Av」モードでも構いませんので ぜひチャレンジしてみましょう。

 

次回は、光の量とISO感度をもう少しおさらいしながら

露出計を合わせる練習をしてゆきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“耽溺寫眞の創り方 8  撮影モードを知る” への1件のコメント

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