いまの写真を変えたい、自分らしい表現を見つけたい

などと思っている人たちにおいて

テーマや言葉を意識することは大切だ。

 

反対に、いまの写真で満足している人にとっては、

せっかくの楽しみを半減してしまうことになるかもしれない。

その場合、テーマなんて堅苦しいことを考える必要はない

とわたしは思う。

 

嘘くさい写真になってしまってはクリエイティブではないので

純粋性や直感を重視してほしいと願うし

これまでどおり自由に好きに撮ればいい。

 

デジタルの普及ミラーレス一眼も人気で

これまで以上に女性の写真愛が急増して

スマートフォンのカメラ機能と同じような撮り方で

カメラ操作や機能に振り回されることなく

自然体で写真を楽しんでいる。

 

ベテランユーザーのように固定概念にとらわれることなく、

テーマなどなくても自分らしい表現や

他人には撮れない作品を生み出しているのを見ているのは楽しい。

 

さらに言うと、それらは渾身の一枚というわけではない。

複数の写真を上手に組み合わせて

ある独自の言葉を説明しようとしている組写真なのだ。

 

ブログやSNSなどインターネット上での写真の見せ方において、

フォトコンテストの「単写真のみ」などという制約はなく自由で素直。

 

これに対して、カメラ雑誌の愛読者やカメラ教室の常連者などは

いまだに操作や機能、撮影テクニックが

先行しやすい傾向があるようにみえてならない。

 

構図法などのセオリーとされている要素にもとらわれやすく、

撮るときや選ぶときの基準が「うまく撮れた写真」や

「きれいに撮れた写真」といった型にはまったものになりやすい。

日本のフォトコンテストの入賞作品のパターン化も

少なからず関係しているのではないか。

 

実はこれら「うまい」や「きれい」も

ある意味「テーマ」だと思っている。

でも、それだけでは絵はがきやカレンダーのような

技術ばかりが目立つ画一的な表現の写真になりやすい。

何を伝えたいのか、何に感動したのか、何を表現したいのかなど

さらに掘り下げることが大切でそれより個性が出てくる。

そのためには、ヴィジュアルとしての非言語を

具体的に顕在化することが必要となるのだ。

 

テーマやキーワードがきちんと言葉になっていれば、

写真を撮るときや選ぶとき技術力ではなく表現力を優先しやすくなる。

 

画像処理やプリントといった写真の仕上げ方、作品構成など

作品集の編み方、見せ方にもブレや迷いがなくなりつながりができる。

 

単写真では撮影や表現のスタイルに一貫性が出てくるのが

組み写真の良いところであり、

わたしはこれを「世界観」と呼んでいる。

 

つまり、組写真で創作すると

自然に作品としての全体的な統一感が生まれてくるのだ。

 

 

 

 

 

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