耽溺写真の創り方 11   《画角の変化を知る》
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耽溺写真の創り方 11 《画角の変化を知る》

 

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前回はカメラレンズの基礎知識や

焦点距離についてお伝えしました。

 

よく耳にする「画角」とは一体どういうことを意味するのか?

おわりいただけたでしょうか。

 

 

焦点距離と、画角についてのおさらいは

耽溺写真理論編10をご参照ください。→

 

 

今回は「画角」の意味を理解してみましょう。

 

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「35mm換算」の正体とは?

 

 

 

「画角」は、レンズと焦点距離(撮像センサーまでの距離)

に比例して変化して写る「視野角」のことをさします。

 

 

さて、ここからがとても大事な部分ですが

大枠だけでも知っておくと

 

今後、よりスムースに

「画角」を考えて写真を楽しめるようになりますので

ぜひ覚えてゆきましょう。

 

 

カメラに興味を持ちはじめて、

情報やスキルを楽しむようになると

この「画角」や「35mm換算」などのような表現がよく出てきます。

 

 

これは、一言でいってしまえば
「フィルム一眼レフ」を基準にした伝統的なカメラ用語です。

 

 

 

そもそもデジタルカメラが登場するまで

フィルム一眼レフカメラが主流でした。

 

そして、このフィルム (デジタルの撮像センサー部分) のサイズが

35mmまっていました

 

焦点距離が固定していればそのまま画角も決まることになります。

 

つまり、焦点距 ○○mm という表だけで、

写る範囲=画角のとして考える世界でした。

 

 

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その後主流となるデジタルカメラですが、

フィルムでは 35mm と決まっていた撮像センサー部分のサイズが

カメラの種類によってさまざま現れました。

 

ですので、すべてのカメラの基準値が違い

焦点距離だけでは画角が決まらなくなります。
けれど、例えば

『撮像センサーがCANON D1サイズの場合、

画角が◯になり、フォーサーズの場合は◯◯mmになる』

などと、表現が混在すると複雑過ぎてしまいます。

 

そこでカメラの世界をを統一するための「上の格」ができあがりました。

 

それが『35mm換算』 なのです。

 

 

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画角は、カメラの撮像センサーの大きさでも変わる

 

 

 

「画角」とは、焦点距離と

「撮像センサーの横幅」で決定する、

ということがポイントとなります。

 

上のイラストのように同じ焦点距離35mmでも、

撮像センサーの横幅が変わると、

画角も変化するということになります。

 

 

そのため、カメラに内蔵されている撮像センサーの大きさ次第で

焦点距離ごとの画角は異なるのです。

 

あなたのカメラの撮像センサーはどの大きさでしょうか?

 

 

 

 

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カメラの撮像センサーは大きく分けて5種類ありますが

一般にアマチュアからハイアマチュアが触れるカメラは以下の3種となります。

 

35mm 判フルサイズ(FX フォーマット)」

APS-C判(DX フォーマット)」

マイクロ・フォーサーズ(またはフォーサーズ)」

 

 

このようにどのカメラにも種類によって違うの大きさの

撮像センサーが内蔵されています。

そのことも説明書や仕様書に必ず書いてありますので

わからない場合は、確認ください。

 

 

では、コンデジの場合はどうか?というと・・・

 

 

コンデジ(カメラ)の説明書に、レンズ性能として例えば、

《4.5~54.0mm(35mm 判換算 25~300mm 相当)

 

などと書かれています。

 

実は、このような表記はスマートフォンや

カメラ機能付き携帯電話にも必ず書かれています。

 

気になったらぜひご確認してみてください。

 

 

 

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コンデジやミラーレスカメラ、APS-Cの一眼レフカメラは

カメラ本体やレンズの説明書に

「35mm換算」と書かれた

もうひとつの焦点距離が書かれています。

 

一般的なカメラの解説書には

通常「35mm判撮像センサーの焦点距離に対する画角のみ」

が紹介されているので混乱しやすいのですが

 

これは前途した通り、カメラの機種による画角の違いを

統一するための「上の格」と考えてください。

 
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例えば説明書に、

4.5~54.0mm(35mm 判換算 25~300mm 相当)

と明記されているのであれば

 

自分で計算する必要なく、そのレンズの画角が

《35mm 判撮像センサーでの 25~300mm》

に相当する画角であるとわかります。

 

 

そのような 35mm 判換算値が明記されていない場合は

焦点距離を APS-C 判撮像センサーなら

 

1.5 倍(キヤノン製に限り 1.6 倍、ペンタックス製に限り 1.53 倍)、

フォーサーズ(マイクロ・フォーサーズ含む)なら 2.0 倍、

1/2.5 インチ撮像センサーなら 6.0 倍すれば

 

35mm 判撮像センサーの画角を得られる焦点距離に換算できます。
このような倍率を、「35mm 判相当換算倍率」と呼びます。

 

 

 

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実際に換算してみましょう

 

 

それぞれの撮像センサーの換算倍率はおわかりになれましたでしょうか?

 

つぎに、あなたの持っているカメラで実際に換算してみましょう。

 

 

ここでは、例として、フォーサーズ撮像センサーを持つカメラ

(Panasonic や OLYMPUS ミラーレスカメラ)の 25mm レンズの画角を計算してみます。
下記の表(35mm 判における焦点距離と画角)を参考にしてください。

 

 

 

35mm 判における焦点距離と画角
焦点距離 (mm) 18 24 28 50
画角 100° 84° 75° 47°
焦点距離 (mm) 70 90 200 400 600

 

 

 

順序は以下の通りです。

 

①換算したい焦点距離は、25mm です。

 

②フォーサーズ撮像センサーの換算倍率は 2 倍ですので、

換算したい焦点距離 25mm を 2 倍にして、50mm と計算します。

 

つまり、フォーサーズの 25mm は 35mm 判の 50mm に相当することがわかりました。

 

 

③35mm 判の 50mm の焦点距離の画角を調べます。

すると画角が 47° とわかりました。

 

よってフォーサーズの 25mm の画角は、47° と計算されます。

 

 

47°といえば、標準レンズ50mmのレンズで撮るよりも

もう少し狭い画角となる、とイメージできます。

 

 

 

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このように、カメラの種類によって違いが生まれる「画角」。

 

デジタルカメラの複雑さは、レンズだけではなく

カメラ本体によって差異が生じている、ということを覚えておいておくと良いでしょう。

 

 

この考え方が次回からご説明する「被写界深度」や「ボケ感」に深く関わってきます。

 

せっかく露出やシャッタースピードを理解されたのなら

ぜひ、この画角も考慮して作品創りにお役立てください。

 

 

 

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次回から、一眼レフカメラで撮影することの一番の意義である

 

「深度」のお話をしてゆきます。

 

美しい絵創りのために非常に大切なボケ感。

これはコンデジやスマートフォンでは不可能な世界です。

ぜひ、お楽しみくださいませ。

 

 

 

 

 

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