見よ、この怖そうな、
いえ、怖くて絶対立ち寄れない撮影風景を。
カトリーヌ・ドヌーブは魅力的な女優だと思うけれど、
こんなビビる現場にいたら、逃げ出してしまうだろうと思いながら
ついつい怖いもの見たさでリピートしてしまうのが、このCF。
以前の記事でアニー・リーボビッツを紹介したが、
彼女を敬愛するのは、このフィルムが証明しているように
夢のような演出のカットでも、絶対にCG合成を使わないから。
かのディズニー映画のポスターも数々のルイ・ヴィトンのCFも同じく
アンリミテッド(予算無視)でセッティングしてしまうそのバイタリティーと
企画力、そして最終的には全予算を自ら掛けてしまうという
気っ風の良さが、作品に凄みを加えているのだろう。
つまり、こういう覚悟が出来てる人のことを、
世界はアーティストと呼ぶ。
ちなみに、わたしが好きなCFは、これ以外だと
シャーリーズ・セロンを海に何時間も浸らせたまま撮ったという
心臓が凍りそうな撮影現場。
どなたか見つけたら教えてください。