49060002p1

 

 

 

 

真夏の深緑を焦がすほど強いひかりが与えられる

 

木漏れ日のあいだから

 

だれに語るともなく綴られる

 

取りとめのないうたが聴こえてくる。

 

 

 

向こうの雲が切れて

 

細い筋のような光が落ちてくれば

 

それでおしまい。

 

 

 

始まりも終わりもない。

 

そんな詩が聴こえてくる。

 

 

 

そのうたは、

 

フィルムに焼きつけるときと似て

 

いらずらに練ろうとしない

 

意味を与えない。

 

 

 

あえて深く考えない、

 

新しい技法を加えない。

 

その時、脳内に降りて来た言葉や映像を

 

できるだけ新鮮なまま定着させればいい。

 

 

 

瞬きの間に

 

夏雲が消え去ってゆく夢の残滓(ざんし)を

 

熟れすぎて落ちた果実みたいに

 

芝生に乗せて眺めてみる。

 

 

 

 

もう少し

 

まとまりのない拙い言葉に置き換えてゆく。

 

 

 

 

そんなうたが聴こえる。

 

https://youtu.be/qGyRgcfZwWI

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です