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こんにちは、maquiです。

 

またまた久しぶりのコーナーになりましたが

みなさまいかがお過ごしでしたでしょうか?

 

もしかしたら、この姐‘sBarをお忘れではありませんよね?

 

勿論、あなたが忘れていても、勝手気ままに始めさせていただきますので

宜しければこんなドグマティックなBarのひとときをお楽しみくださいませ。

 

 

さて、すっかり秋めいて朝晩の薄っすらと冷えた空気が

あれだけ毎日飲んでいたアイスコーヒーをすっかり滅びさせ、

温かいコーヒーを淹れる頃になりました。

 

京都から届いた栗蒸し羊羹とともに、欲望の秋を愉しんでおります。

 

 

そんな折、

以前から「日々是写実」の読者さまに課題を設けていた“質問コーナー”へ

興味深いレポートが届きましたので

今回は、その一部を回答してゆきたいと思います。

 

あなたさまも是非、一息つきながら、

このまったく意味のない「女性写真家へのプライベートな質疑応答」

最後までお楽しみくださいませ。

 

 

で、

 

誰も頼んでいないのにどうして来たのだろうこのレポート。

 

この送り主は、現在、映像を勉強中の愛する甥っ子くん

(誕生日にわたしから新Macとプリンタ、現像ソフト一式

を要求してくるという度胸のある19歳)

 

の1学年先輩から届いたものです。

 

イマドキのカメラ男子がなにを目的に提出してくれたのか・・・?

早速見て参りましょう。

 

 

《 映像・写真専攻学生100人に聞いた

 「あなたのお悩み、知りたいことはなんですか?」》

 

  •  表現・撮り方     27%
  • スキルアップ      23%
  • センスの磨き方     15%
  • テーマ                       7%
  • 今やるべきこと      4%
  • お勧めの作家       2%

 

 

 

ご質問をすべて読ませて頂きましたが、

かなり細かい分類になっているように感じました。

それでもダントツに多いお悩み&質問は「表現方法」ですね。

 

いーぞ、いーぞ、悩めよ乙女。

苦しめ男子。

 

 

 

表ではザックリとしか伝わりませんので、

気になったご質問を取り上げてみたいと思います。

 

 

 

Q1.デジタルをフィルムの質感に仕上げたいです!

いつもどうやって現像していますか?(写真歴4年 映像歴2年 男子)

 

 

これはですね、非常に簡単です。

「Silver Efex Pro2」「Color Efex Pro 4」

などのソフトウエアを使うとフィルムライクに仕上がります。

 

ファッション誌などでもよく使われていますし、

わたしも仕上げに使用します。

 

このソフトは感覚的に使えて一番簡単ですので

ご存知なければトライアルで使ってみるといいと思います。

 

 

もしくは撮影前にカメラの設定をフィルムっぽい色合いになるよう

調整しておくのもよくやる方法です。

 

コントラストを少し下げたり、シャープネスを調整したり、

ホワイトバランスや彩度など、かなり自由度がききますので

楽しめるかと思います。

 

これは作品を大量にプリントした時に統一感が出てやりやすいです。

 

 

フィルムライクに近づけたい場合を根本的なやり方から行うと、

古いレンズをつけることで描写の甘い、

とろけるような質感が出せるので使う人も多いようです。

 

表現自体はテーマ性とのバランスですので

色々と実験を重ねて、ご自身の幅を持っておくと

クリエイティブワークが深くなるかと思います。

 

 

 

Q2.旅先の風景がただの記録写真にならず、

印象深い写真を撮る方法が知りたいです。

 

 

前途したように、ご自身のこだわりと視覚的な意味で、

作風を統一していると場所を選ばなくなると思います。

 

そうやってどこに行ってもあなたのカラーが生かせる

印象深い写真が撮れるのは、想像するとわくわくしますね。

 

旅先といっても、国内日帰りから南極まで広いです。

 

特定の場所を撮りためるのではないのであれば、

やはり、自分だけの方法を持つことだと思います。

 

 

わたしの場合は普段から直射日光の強い光では撮らないようにしています。

ですから、旅先でも早起きをして早朝に撮影するのがほとんどで、

日中はおよそ好みの光がない限り撮りません。

夕方は、人がいない場所を探して撮る場合もあります。

 

日中は光もそうですが、観光地などでは

人がたくさんいて、なかなか思うように写真を撮ることは難しいです。

ですから、自分の好きな光を探して撮っています。

 

 

また、旅や日常をあまり区別して撮っていない写真家も

たくさんいらっしゃいます。

その方達を拝見してると、とにかく楽しそうに撮ります。

彼らの好奇心の旺盛さは子供のように

見るもの全てがキラキラしているのでしょう。

ですからいつでもどこでも作品が生まれるタイプだと思います。

 

あなたが旅行へ行って、ただの記録写真になってしまうのは、

その場所に行くことが目的になってしまってるのかもしれません。

 

そのとき、その場所で自分が何を感じたか、

ということを切りとってゆけば、印象深い写真になるのではないでしょうか。

 

 

また、地元の人の目線でみるのか、自分の目線でみるのか

でも撮り方は変わってきます。

目線をどちらにシフトするかを意識してみると新しい気づきがあります。

普段から透明人間のような感覚を身につけておくといいかもしれません。

 

目線というのは思考でもありますので、

その場所の歴史や、出身者を事前に調べ、

どんな作品が生まれてきたのかなど、ビジュアルだけではなく

様々な角度から知っておくのも大切なことです。

 

そうして、今までにどんな表現が生まれていたのかを知るだけでも

表現のヒントになるのだろうと思います。

 

 

Q3.テーマにそって撮影したり、自分なりのテーマで撮影しても

どれが作品としてよいのか自分ではわかりません。

どうすればセレクトできるようになりますか? (写真歴2年 女子)

 

これは正直申し上げると、

自分でセレクトできるようになるのは別の能力が必要になってきます。

そして、それを身につけるのは結構時間がかかります。

ですので、作品のセレクションは、

あなた以外の誰かに選んでもらうのがいいと思います。

それに写真をはじめたばかりの人が自分で選ぶのはむしろ危険です。

 

セレクトをしてもらう人は、家族や友人ではなく

写真に精通していて、選択の意味を把握できる人しかお願いできません。

 

多くの場合、友人たちや家族は、選ぶ基準が「いいね」とか「好きじゃない」

とかで選ぶようなので、これは選べない人と同じという意味ですから。

もしくは、あなたの作品に対して理解なく無邪気に言われたことが

のちのち気になって惑わされてしまうこともあります。

 

 

セレクト能力のない人は、その写真の強さとか意味、

テーマへの主張性を理解してフラットな視点で選べない。

 

わたしも仕事を始めたばかりの頃は、

大量に撮った写真をコンタクトシートで提出して

先輩や編集者に選んでもらっていました。

 

最初から全部自分で決めてしまうのは

その写真の可能性を潰してしまうのだと教わったからでもありますが、

単純に、わたしはあなたと同じように、

自分の作品を評価することが難しかったのです。

 

セレクトは第二のシャッターチャンスと言われていますように、

ほぼ、この段階で最終結果になります。

そのような大切な作業だと考え、あなたの作品を長い目で見てもらえ

経験豊富な方へお願いしてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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Q4.テーマを設定して撮ると他人には理解されにくい写真になりがちです。

自分の思いを入れつつ他人に理解してもらうには、

どのようにすればよいでしょうか。(映像歴2年・写真歴5年 男子)

 

 

多くの人に共感してもらおうとすると難しいのではないでしょうか。

 

特に個人的なテーマは、バランス感覚は人それぞれです。

それに、表現者はみんな作家として成り立っているわけですから、

悩んで当然のことだと思います。

 

実は、わたしは、共感を得るということをあまり考えたことがありません。

乱暴な言い方をすると、どう思われても構わないというスタイルで来ました。

 

作品を見せることで人の価値観の中へ巧妙に滑り込むことは考えますが、

それを共感というのであれば、初めから共感を得ようとは思いません。

 

言うなれば、写真表現自体がすでに

荒波の中へひとりボートで漕ぎ出して行くようなもの。

目的地まで舵を取り続けなければ意味がありません。

 

 

君は映像創作もしてるようなので、

たくさんのファンを作るのも早いかと思います。

頻繁に作品発表をしていると、

思いが伝わるコミュニティが生まれるのではないでしょうか。

 

写真や表現自体を変えるのではなく、見せる人や仲間を変える。

 

それから、君にとって居心地のいい環境にしてしまう、

という考え方は必要だと思います。

 

理解されることにこだわっていると、本当に自分がこだわりたいことが

見えてこなくなりそうだとは思いませんか?

 

わたしの先輩で、ずっと歌舞伎町のカラスやネズミをモノクロで撮っていた人がいました。

作品的な評価は高いのに、売れないし、雑誌でも使ってもらえない。

 

理解されにくかったんです。

でもそれは納得いくまで続けたし未だにときどきそんな作品を発表しています。

テーマってすぐに共感されるものとは限らないし

それでも続けられるものがテーマなんだとも思います。

 

 

そうやって自己満足になってもいいからテーマを追いかけ続ければ、

その世界観に共感してくれる人が出てくるんじゃないでしょうか。

 

先に共感の方に自分を合わせてしまうと作風や個性なくなり、埋もれてしまう。

 

共感は後にして、とりあえず自分のやりたいことをやり遂げてみましょう。

 

 

続けていれば、理解されるかも、というくらいの精神力が大切です。

理解されなくなっていいくらいな自分勝手さ

創作者には必要なのだろうと思います。

 

 

 

 

 

 

以上、今日のところはこんな感じです。

 

結構真面目に語りましたがいかがでしたでしょうか?

 

もしかしたら、過去のあなたのお悩みとリンクするような

内容もあったのではないでしょうか。

 

フレッシュでストレートなお悩みに時にうなづきながら

自分自身を重ねているような

柄にもなくおセンチな気分になった姐さんです。

 

ご質問をいただきました将来有望な男子&女子諸君、

貴重なご意見ありがとうございました。

 

 

いつもは適当に不良にダラダラと書きつらねているだけの

このコーナーですが、今回だけは少しはご参考になるかと思います。

 

続きはまた後日にいたしますね。

 

 

次回の質疑応答をちらりお知らせするとこんな感じ…

 

  • 撮りたいもの見つけ方
  • 続けられるコツ
  • 感性の磨き方、生活の中での心がけ
  • これだけはやっておくべき事

 

 

です。

 

 

お楽しみにお待ちくださいませ。

 

と言っても、わたしのことですからいつになるかは不明です。

 

気が向いたら更新しますのでお見逃しなくどうぞ。

 

 

それでは、また。

 

Love&Respect

 

P.S ちなみに今日の写真は産まれながらのヒモ体質、甥っ子くんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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