BWパッション
写真論, 抽象風景, 白黒写実, parisphoto

BWパッション

 

 

 

 

 

 

その瞬間にふさわしい光を視ていたい

 

この覚えが、

表現を明らかにしてくれるから。

 

 

けれど、どこまで考えても手にできないのが

その場にふさわしい光だ。

 

いつもこのことを想って、ふと手が止まる。

 

 

一体、これはなんだろうと。

 

 

ふさわしい、とはつまり、

似つかわしい

 

その場に相当する光と捉えつづけて

肌で感じたままアウトプットをしてきたけれど

 

考えてみると答えなどない。

 

 

シャッターを切る行為はいつだって選択の連続だ。

 

 

光の質がいかに写真のインパクトや

雰囲気に影響を与えるか

 

なんども 問い続け、答えを出し

 

ありとあらゆる表現に気付きながら

シャッターを押し続けてゆく。

 

ただひたすら

その行為だけに集中して

 

自分を失くしてゆく。

 

 

特にモノクロ表現は

その神経が研ぎ澄まされ

朝の光に敏感になる。

 

 

 

光と影だけで描く世界は

目の前の色彩を剥ぎ取り、

 

被写体の全体的な構成や

質感を強める光を視る。

 

 

その光を使いこなす能力は、

劇的な結果を生み出してゆくことを知っているのだ。

 

 

 

線と形だけで自分のメッセージを表現することができるのは

モノクロ描写の本質だと想っている。

 

 

 

陽が永くなるとわたしは

世界に朝日が昇りきってしまう前に

目を凝らしてなにかの存在を確かめに行く。

 

 

 

 

その時にわたしが視た

すべてのふさわしい光に逢いに

 

自らもその場に

ふさわしい現象と同化してゆきたいのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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