部屋に散らばったわたしの写真を見て

心理学者の友人が興味深い話をしてくれた。

 

 

「わたしたち人間は、事故を経験したとき

時間の進み方が変わるって言われているでしょ?

死を感じたときってことね。

 

脳内スクリーンで映し出された記憶が

走馬灯のように駆け巡る、

 

ともいうわね。

それね、学術的に言えば

 

「これまでの記憶を高速で解析し、

人生経験の中から生き延びるための方法を

短時間の中に探っている」

ってこと。

写真家は本能でそれをしているんじゃないかと思う」

 

 

 

脳が高速回転しているとき

相対的に時間はゆっくりと感じられる。

 

 

臨死体験をした何人かに話を聞くと意外にも

記憶は次々と紙芝居をペラペラめくるように

出てくるというわけではなく、

 

押し寄せるように集合的によみがえり、

順不同でストーリーがなく

とりとめのないことばかりだったと

話していたのを思い出す。

 

それらはいずれも

永遠のような時間を一瞬で感じている。

 

 

おそらくわたしが死の淵に思い浮かべるのも

どうでもいい日の

 

ごく幸せで

デタラメな出来事なのだろう。

 

 

時間も場所も、もしかしたら

 

見たり聞いたりしたことで奥底に留まっていた

 

他人の記憶までも

 

古いアルバムを見るように思い返すのかもしれない。

 

 

そんな本を作ってみたいと思う春。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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