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華のポートレイトを撮り始めてどれくらい経つだろうか。

 

 

 

すでに完成された自然界の美。

 

どんなに小さくとも完璧な形状が宿っている植物を、

この手で別の次元に写実し、ずっと残したい。

 

 

そのエゴイスティックな想いだけが、

今日までわたしと華を結びつけていた。

 

 

すべての事象を写せるほど、写真は完璧ではないがゆえに

人が自然に対峙することはかなわないと知りながら、

 

抑えきれない衝動が湧き、尽き果てることがない。

 

 

こうして人間の欲望が掻き立てられるその曲線の向こうには

 

いつまでたっても辿り着けそうにないと知ることが、

自然願望への本質なのかも知れない。

 

 

 

印刷したわたしの作品を見て、ある人が、

妖艶な女性に見つめられているみたいだ、と言った。

 

 

華に見つめられることができる人は自由だ。

 

 

もっと言えば、写真の中に閉じ込めた存在に

感情を重ね、こころを揺らげることができる人は幸福だと思う。

 

 

そして、こんな言葉を聴けた時に

ほんの僅かであっても、

 

わたしが生み出した世界が創造の神秘に届いたような気がして

 

救われた気分になるから、やはり

 

写真表現を続けてゆく意味があるのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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