L’éternité – 永遠- 再入荷しました!
ぜひお手にとっていただけたら嬉しいです。
突然に失われるかもしれない世界の記憶をなにかに留めておきたいという想いから、息をするように撮影をしてきました。写真は“かつてあった一瞬”の記憶へ過去や未来をつなげ、その場所、あるいは生命に光を与えてゆきます。 このとき、目のまえの現象だけではなく、すべての時間が断片化され、時間をつなげ、また壊し、再構成されたイメージに、わたしたちの認識とはかけ離れたものでありながら、五感から生じたリアリティを孕んでいるように感じるのです。
本著「L’éternité -永遠-」は、19世紀のフランスをセンセーショナルに生きた詩人、アルチュール・ランボーが西洋の海でかつて見た“永遠の一瞬”を、世界が断片化されたいまだからこそ観てみたい、という不純な欲望から生まれた私的なプロジェクトです。
ランボーの美しい詩が生まれた地球というこの星で、時代を超え、それぞれの風土が呼吸をし、いのちを尊び、そこに生きたわたしたちが感応しあう、時間の断片を行き来するプリミティブな本能。その衝動に従うことが、薄明りを切り裂く希望のように感じました。
—「L’éternité -永遠- 」あとがきより選抜
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