不条理のススメ  – masausa王国へ
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不条理のススメ – masausa王国へ

 

 

CAREND7

 

 

 

 

 

 

わたしたちは、日常の隙間時間を

いかに愛するもので満たすのか?

 

それで人生の質が決まることを本能的に知っている。

 

そんな時代の気配を敏感にキャッチし

インターネットという化け物に支配されないために

日夜、コツコツと築きあげられたお城がある・・・・

 

それが、ご紹介する「masausa王国」。

 

 

 

わたしは密かに、この王国の住人になっている。

 

 

そして、かつて庶民の道楽であった「浮世絵」が

世界に羽ばたき不動の芸術となったように、

 

ここから派生した日本のマンガ表現が、

世界を動かすことになることを願っているのだ。

 

 

このページをご覧いただいているあなたへ

ぜひ、この王国へご招待したいと思う。

 

※無料プレゼントつき王国への入り口は巻末にて。

 

 

 

あれはいつかの夏の終わり。

 

 

“来年のカレンダーにあなたのキャラクターを登場させませんか?”

 

というプロジェクトが持ちあがった。

 

自分の似顔絵や、描いて欲しいキャラクターを

漫画家のmasausaさんに実際にリクエストができ、

 

そのキャラクターがカレンダーに載せていただける

という参加型の企画だった。

 

 

実を言うと、わたしは昔から可愛らしい漫画や

アニメのキャラクターに憧れを抱いていた。

 

少女時代、わたしは、長女という面倒見のいい性格と、

大柄な体格が頼もしく見えたのか

なぜか、よく人から相談を受けるタイプだった。

 

あだ名はその頃から「姐さん」(ねえさん)だった。

 

お姉ちゃんでもオネーでもなく、姐さん。

 

 

渋い。

 

渋すぎて、どうやってもアニメや漫画には登場できない。

 

 

他には、「愛人」とか、「不二子ちゃん」とか

 

あのう、わたし、まだ、小学生なんですが‥‥

 

と、最初は「あだ名」が持つ、

ひとり歩きの不条理を受けとめらなかった。

 

オトナキャラというのは一度位置づけられると

もうそこから逃げられない。

 

女子という生き物は、大人っぽい人やイメージに

憧れを抱くものだということはわかる。

 

けれど、わたし自身がその矛先になるとは思いもよらず

なんだか居心地が悪かった。

 

しかし、世間というのはなにかと定義を求める。

This is なになに と決めたがるもの。

 

だから、このオトナキャラちょっと違うなと

いくらわたしが思っていても

 

周りが想像して作り上げた「姐さん」という

存在を求めているのであれば、

わたしの意思とは全く別の次元で息づいてしまうのだ。

 

気がつくとクラスの担任までもわたしをそう呼ぶようになっていた。

 

もう、面倒くさい。

 

こうして呼ばれるまま「姐さん」を通していた。

 

 

その頃、ルックスや声の可愛いらしいクラスの女子たちは、

乙女なマンガに登場するような架空のキャラクターを

ジャポニカのノートに描いては

 

自分の分身と化して溺愛しておおいに女子ぶりを発揮していた。

 

その瞳のなかにはハートマークが飛び交い、

ゴージャスな薔薇の花びらが舞うトキメキの世界‥‥

 

 

わたしは、そんな可愛い乙女の結晶は

一生、自分には関係のないものだと諦めていた。

 

 

だから、masausaさんの「新しいキャラクター描きます」

という企画に、あの頃果たせなかったことが叶う気がして

キラッキラ目を輝かせて応募した。

 

彼女の描くキャラクターはすべて「人間以外」と言うのも

わたしにとってとても興味深かった。

 

それは別の人格になるとか、生まれ変わるとか、

そういう意味ではなく、

 

気がついた頃には姐さんと呼ばれ

渋いキャラがそのまま大人になり、

 

いつも誰かの面倒を見ていた気がするこの年季の入った姐さんを

その頃を知らない人が描いたらどうなるのか?

という単純な好奇心だった。

 

 

 

子供が渋キャラを演じるというのは本当のところ結構しんどい。

 

小学生、中学校生で、愛人とか姐さんとか、

近所の商店街の人にまでそう呼ばれるうちに

わたしの人間形成の大部分を「姐さん」が占めてしまった。

 

姐さん、と言えばなんとなく気風が良くてカッコイイけれど、

実際のわたしは、決して強くもなくカッコよくもなく

 

単純に、イメージとしての頼れる女的なキャラクターが

クラスで一人いると愉快だよね、

 

という雰囲気をみんなで作っていたに過ぎない。

 

 

けれど、おかしなことに、名前ばかりの姐さんキャラは

置かれている環境で芽吹く。

 

 

クラスの女子のが泣いていたら、

「誰が泣かしたのよ許さないわー!」

と図体のデカイ男子を呼び出し口論で丸めこんでいたし、

 

それを見た他の女子が、

姐さん、私もあの子にあんなことされた!ぎゃーっ

と訴えかけてくると、仕方ないわねーもぅ、と

 

いじめた相手のクラスまでドカドカ乗り込んで

スカートめくり常習犯の男子をその場に正座させ

アンタってサイテー!と言い放ってみたり、

 

さらには、学校の帰り道、電信柱に隠れて

先輩男子にラブレターを渡すという、

 

恋する乙女の待ち伏せ作戦に付きあって

ベタな学園ドラマをリアルに繰り広げたりしていた。

 

 

要するに、うぶで可愛い青春時代の一コマを、

常に大人キャラ目線の素振りをして

ポジションバランスを取っていたのだと思う。

 

 

実際は、みんなと同じ年齢と経験値の普通の女子だ。

 

背伸びばかりして全然中身と違うんだけどな、と妙な感覚だった。

 

みんなの想像上の「姐さん」が

一体どんなキャラクターだったのかは今でも謎だけれど、

 

わたしってこういうキャラだし、今さらやめるって面倒だし

まあ、いっか‥‥

 

その頃のわたしは、誰に頼まれたわけでもないのに

みんなの共感するキャラを演じ続け

しかし、なんだかんだといって日々巻き起こる

女子たちの渦の中にいることは喜びだったのかも知れない。

 

 

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時が経ち、現在立派なおばさんマダムになって思い起こすと

「姐さん」は別人格を持って、わたしの中で生きている。

 

あの頃、精一杯演じていたわたしに、

労わりの気持ちで描いて貰ったのが、この子。

 

 

masausaさんの渾身力作‥‥

 

かどうかはわからないけれど、

 

ともかく、乙女漫画にも女子的なキャラになれなかったあの頃の

こころ残りがこの世にやっと出現した姿となった。

 

 

わたしは、このキャラクターに名前をつける訳でもなく

可愛がるでもなく放置しているが、

 

いずれまた自然発生的にあだ名が付いたり

どこかでひとり歩きしてゆくのであればそれもまた楽しい。

 

むしろ、どうにでも呼んでやって欲しい

と面白がっている「手放したわたし」を感じるのも

ほかには比べることのできない不思議な感覚だ。

 

 

こうして、わたしのようなキャンディキャンディ世代が、

今さら、マンガのキャラクターを描いてもらって

喜んでいるなんていささか可笑しいかも知れない。

 

ふわふわとパステルカラーの世界で生き、

嫌なことがあるとくすん、と泣けばすぐに許され、

 

うふふと頬っぺたを丸くして微笑み、

両脇をキュッと締めて上目遣いをする女子時代を

過ごせなかった不憫さを背負って生まれついた

「もうひとりのわたし」。

 

 

果たしてこれから乙女世界を満喫したいのか

もしくは姐さんキャラが更に濃くなってゆくのかはわからない。

 

いっそわからない方が面白いのでやはり放置プレイでゆこう。

 

それがマンガだもの。

 

 

 

masausaさんのマンガに登場するすべてのキャラクターたちは

雇われデザイナーが企業のキャンペーンで無理やり生まれた訳ではない。

 

大衆に媚びてきぐるみを着たり

宣伝の為に踊らされて働くこともない。

 

人間以外のキャラクターに命を吹き込まれ

まるで妖怪のごとく、

ただ、純粋に、精神が惹かれるままの自由な姿で

それぞれの世界で生きてゆく。

 

それこそがマンガという非日常の醍醐味ではないかと思っている。

 

 

この猫のキャラクターも、

わたしの愛する快楽と謎と不条理に満ちた永遠の楽園で

自由きままに生き続けるのだ。

 

 

かつて、葛飾北斎は、自分の描いた漫画を

 

“気の向くまま漫然と描いた画” と呼んだ。

 

作家が好きで描いただけの

大衆芸術の中から生まれた「世界の浮世絵」

 

それこそが偉大なるエンターテーメントではないか。

 

 

 

 

その何事にも囚われない芸術へのアプローチは

我々日本人のDNAに色濃く残り

どこまでも世界をシェアしてゆくような気がしてならない。

 

だとすれば、masaus女史の4コマ漫画は

日本芸術を代表して歴史に残るにふさわしいのだ。

 

 

インターネットに新風を巻き起こしながら

人々を混沌の世界へと誘う、

 

この愉快な非日常からの誘惑に

 

あなたにも是非、巻き込まれて体感して欲しい。

 

 

 

 

CAREND7

 

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