読む寫眞 ー Ⅶ
写真論, 白黒写実, 随想

読む寫眞 ー Ⅶ

 


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“ Egoïste  エゴイスト ”

この意味を改めて調べてみると、「利己主義者」とあった。

 

 

それはつまり、他人の不利益を省みず、

自らの利益だけを求めて行動する人のことだ。

 

また、フランスの社会学者トクヴィルによると

このエゴイストとは、個人主義者とは厳密に区別されるのだという。

 

 

確かに、わたしがご紹介するこの雑誌もそうだ。

 

 

いつ出るのかわからない

どこで売ってるのかわからない

 

大物写真家が名を連ね

本よりも高価な雑誌で、

ヴィジュアル誌にもかかわらず

全てモノクロプリント。

 

それが、フランスの社交界のカリスマ、

マダム・ニコル・ヴィスニアックが1977年に創刊した

不定期刊行グラフィック雑誌「Egoïste」だ。

 

 

1977年の創刊当時、

雑誌というには型破りなスタイルで「最もスノッ ブな雑誌」

と言われた「Egoïste」。

 

 

 

 

 

これはコレクションの2015年最新号、実に4年振りの入手だった。

 

パオロ・ロベルシによるケイト・ブランシェットのポートレートが光る最新号。

 

他には、サッカー選手のズラタン・イブラヒモヴィッチ、

イランの女優ゴルシフテ・ファラハニら、

発行人ニコル・ヴィスニアック女史の豊かな交友関係をしのばせる面々が登場している。

 

 

相変わらず、256ページの圧巻と美しいモノクロームの世界観は

毎回の完成度に拍手をしたいほど。

 

 

 

世界一気まぐれな高級タブロイド誌と表現させる

まったく雑誌の範疇を超えた美しい光を放っている。

 

 

 

カルティエ、ルイ・ヴィトン、エルメス、サンローラン、

ディオール、シャネル…

 

名を連ねるトップブランドの、

セクシーかつ、ウィットに富むグラフィック広告の数々に

あなたのエゴイスト熱がさらにあがることは間違いないだろう。

 

 

 

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大袈裟だと思うのであれば、一度手に取ってみてほしい。

 

最近、パワーが落ちたと言われている広告の真の力を

再認識させてくれるのが、この伝説的マガジンなのだ。

 

 

この雑誌に掲載される「世界最高」の広告を見れば、

いかに、日本のファッション情報やヴィジュアルが

 

野暮で子供っぽく、いかに垢抜けしない世界観であるかが

痛いほどわかるというのは

ある意味、怖いかもしれない。

 

 

これを采配するニコル・ヴィスニアック女史が

編集から広告まで全て取り仕切っているのだから

やはり、エゴイズムの極みでもある。

 

 

彼女の手腕の真骨頂は広告までアートの域に昇華させるところだ。

 

ヴィスニアック女史自ら企画し、

クリエイターと組んで撮り下ろした作品の素晴らしさに

シャネル、ディオール、エルメスといった

名だたるビッククライアントは唸るのみだったとか。

 

 

主導権は完全に彼女にあるというパワーバランスも気持ちが良いではないか。

 

 

クリエイティブのパワーを最大限に昇華させた究極の雑誌、『Egoïste』。

 

 

あなたが、本物のわがままで、快楽主義で、

世界は自分のためにあると考えるなら、きっと気に入るであろう。

 

 

今なら、最新号が手に入りやすいかと想うので

ぜひ、このタイミングで実物に触れ、このパワーを実感して欲しい。

 

 

 

実は、世界のどのキオスク(店頭)で出くわすかどうか

あなたの運次第、というスタンスは今でも変わらない。

 

 

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P.S

手に入らないけど、どうしても見たい! という方は、

個人的にお貸しできます。

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2 thoughts on “読む寫眞 ー Ⅶ

  1. 島津さま

    ご覧いただきましてありがとうございます。

    ご連絡先(貸し出し先)をお書き添えの上、
    メールにてお受けいたします。

    お気軽にお知らせくださいませ。

    コンタクトフォームはこちらです。

    http://www.maquiphoto.com/contact-2

    追伸:素敵なモノクロ作品、ずっと続けてくださいね。
    ゆっくり拝見させていただきます。

    maqui

  2. いつも楽しく読ませていただいています。
    デジタル一眼を始めて約10年。
    少ししてから、ずっとモノクロに染まっています。
    この本を一度拝読させていただければと思います。
    貸し出しが落ち着いた時で構いません。
    よろしくお願い致します。

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