耽溺寫眞 理論編 《光で描く「露出」を理解する》
写真論, 耽溺寫眞

耽溺寫眞 理論編 《光で描く「露出」を理解する》

 

 

 

2015.12.07 akane-4p

 

 

 

 

カメラをはじめると、

 

「あなたの感性にまかせてお好きなように」

 

そう言われます。

 

 

ですが、

感性=センスばかり偏っていては

 

表現したいことを表現したいように写すことはできません。

 

 

「耽溺寫眞」では、あなたの理想通りにな写真が撮れるよう、

【理論】も整理して学びます。

 

最低限の【理論】を理解し

【センス】を深め磨いてゆく

この繰り返しをしながら、

あなたらしい一枚が撮れるまでエスコートしてゆきます。

 

 

 

初回は【理論編】。

 

とはいっても、基本的なカメラの構造は

一度覚えてしまえばとてもシンプルなものなので安心してください。

 

まず最初に一番大切な「露出」について理解しましょう。

 

 

 

露出(露光)をきわめて

光で描く人になる

 

 

ラテン語でphotograph(写真)とは「光で描く」という意味です。

 

そして、Photographer(写真を撮る人)フォトグラファーとは、

「光で描く人」のこと。

 

 

言い換えれば、光を操る人ともいえるでしょう。

 

 

それでは、カメラは何をするために使うのでしょうか?

 

 

答えは、

 

「光をコントロールして思い通りに描く」ということです。

 

 

 

「光をコントロールする」というのは

「露出をコントロールする」と言いかえられます。

 

 

ここでカメラの原理原則である「露出」という言葉がでてきました。

 

ここから「露出」という用語がなんどもでてきますので

イラストを使って基本をしっかり覚えてゆきましょう。

 

 

 

 

 

01p

 

 

 

 

写真は《光で描く》もの

 

 

 

カメラを操ってその光の絵(画像)を描いて行くのが写真撮影です。

 

 

露出をコントロールすることは「カメラ本体」を操ることになります。

カメラの内部には、「撮像センサー」(イメージセンサーとも)という

レンズから入ってきた光を電気信号に変換する部品があります。

 

 

これは、従来のカメラに例えるとフィルムに相当する部分で、

画質を左右する大きな要素を持っています。

 

 

カメラの内部には光を受けとめて描く写真の「元」がこれに当たるからです。

 

 

では、そのカメラの内部にある撮像センサー」に「光にどのくらい露出させるか 」

という作業を見て行きます。

 

 

そして、わたしたちがいつも目にしている「画像データ」が

どうやってできているのかを理解しましょう。

 

 

 

 

「撮像センサー」は、光を電気信号に変換してデジタルデータ化し、

「画像データ」にする働きをしています。

 

 

ですが、この「撮像センサー」は、受けた光が少ないと、

ハッキリとした画像データができにくくなります。

 

 

また同じように、光たくさんを受けすぎても

ハッキリとした画像はできません。

 

 

 

 

そのシーンが「少なすぎる光」しかなく、

「少ない光」だけしか撮像センサーへ届かないと、

出来上がる画像も「暗くなりすぎ」てしまいます。

 

 

「多すぎる光」を撮像センサーが受け、

「多い光」ばかりが届くシーンでは、

出来上がる画像も「白くなり過ぎ」てしまいます。

 

 

 

 

02p

 

光の量が少ないと、暗い画像になる イラスト上
光の量が多いと、明るい画像になる イラスト下参照

 

 

 

 

このように、撮像センサーを「光」に当て、「露出」することから、

これを「露光」(ろこう)と呼びます。

 

 

一般的には、「露光」(ろこう)は「露出」と同じ意味です。

 

どちらを使用しても大きな問題はありませんが

ここではわかりやすく「露出」と呼びます。

 

 

 

 

 

カメラによる露出の仕組みを知る

 

 

 

 

それでは、カメラ内部にある撮像センサーを、

どうしたら光に対して「露出」させているのでしょうか?

 

つづいて、イラストを見ながら考えて行きましょう。

 

 

 

 

 

 

03p

 

 

 

 

 

カメラは、「シャッター」と呼ばれる装置を、

撮像センサーの前に置いて光を遮断しています。

 

この シャッターを開けたり・閉めたりすることで、

露出をさせたり止めたりしているのです。

 

 

シャッターはイメージ通り、普段、幕のように撮像センサーを覆っています。

 

 

構造上、完全な幕になっているため、

奥の撮像センサーには光を通さず、完璧に遮断されています。

つまり、シャッターのせいで光を受けることができません。

 

 

このシャッターは一時的に幕を開けて、

遮断していた光を奥の撮像センサーに通します。

そのため、撮像センサーは光を受けることができます。

 

 

 

たとえると、舞台の幕が開き、

舞台の隅々までライトが行き渡るようなイメージです。

 

 

シャッターは、上のイラストのように、

撮像センサーと光を遮断するものです。

 

シャッターが開いている(光を通している)時間だけ、

撮像センサーは光を受けることができるというカメラ内部構造になっています。

 

 

 

   《露出の違い》

 

画像左《露出が明るめ》                   画像右《露出が暗め》

20150213-DSCF0078p 20150213-DSCF0078pp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば、撮像センサーに光をたくさん受けるようにする場合は、

シャッターの開いている時間を長くすることになります。

これを「長く露出(露光)する」と言います。

 

 

 

逆に、撮像センサーに光をわずかだけ受けるようにする場合は、

シャッターの開いている時間を短くすることになりますので、

このことを「短く露出(露光)する」と言います。

 

 

 

シャッターは、人間の瞼(まぶた)のように閉じたり開いたりして

光の量をコントロールするのです。

 

 

シャッターの開閉は、薄眼でモノを見ている時と、

目をしっかり見開いていモノを見ている時をイメージすると覚えやすいです。

 

 

パチパチと瞼を早く動かしたり、逆にゆっくり瞼を閉じたりしてみると

瞳のなかに光をどれくらい取りこんでいるのか

感じられるかもしれません。

 

明るい野外や、夏の晴れた空と

薄暗い室内や、冬の薄曇りのグレーな空の下では

ずいぶんと光の量や強さの違いがわかるかと思います。

 

日頃から、「いま、どれくらいの光を見ているのか?」

と意識してみると、「露出」の理解が深まります。

 

 

さまざまな場所と空間でためしながら、

肌感覚で覚えてしまいましょう。

 

 

 


 

 

 

いかがでしたか?

「露出」、という考え方がおわかりいただけたでしょうか。

 

 

「耽溺寫眞【理論編】」さらに詳しく

「明るさ」と「シャッタースピード」へ続きます。

 

次回、《光で描く「露出」を理解する2》をお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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