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ジェンダーレスモデルの方を撮りはじめて2回目のこの日、

 

スタジオ撮影をしてすぐに、記録メディアとバッテリーがなくなった。

 

もともとシャッター数が少ないわたしにとって

 

初めての、

 

そして清々しいまでの

 

衝撃的な経験だった。

 

 

 

 

その時のことをあまり覚えていない。

 

 

 

確かなのは、

 

性や美意識を超越した

 

ジェンダーレス・モデルという存在を前にして

 

 

 

無個性の、常識的な色彩や構成、

 

スタンダードな受容、発信・・・

 

そういったすべてを

 

まったく無視した世界が見たいと欲していたことだけ。

 

 

その一方で

 

肖像写真というひとくくりの世界はすべて、

 

人間の集団意識と関係が深く

 

わたしが自覚できないような

 

最先端の感覚を呑みこんだ

 

時代の感情みたいなものを孕んでいるのを察知していた。

 

 

 

わたしができることは、

 

すでにその大きな流れに呑み込まれていることを自覚しながら

 

 

むき出しの荒ぶる現状を

 

彼自身が自ら切り取って

 

吐露しているその瞬間に滑りこみ、

 

共犯者のように背徳的になることなのだろうと想った。

 

 

 

 

境界線を越えた人の生き方は、

 

その先に多くの迷いや

 

苦難が待ち受けているにもかかわらず

 

 

自分を呑みこもうとする大きなうねりから

 

覚醒していたい、という情熱が

 

美しく浮かび上がり消えゆくことがない。

 

 

 

そのエネルギーは

 

やがて象徴的な姿と変化し

 

わたしたちを再び

 

別次元へと連れて行くのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Model :  心月 mitsuki

 

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