天国のドアを開けたところで、

カラスは神様に聞かれた。

 

きみはいままでの人生を
無駄だったと思うか?

 

 

黒光りする羽を伸ばしながら

カラスは答えた。

思いますね、無駄だらけですよ。

 

でもね、仕方ないんです
 

 
なにしろ恋をしていましたから。

 

 

 

 

そう言ってカラスは

 

ドアではなく

窓から出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です